母の家計簿 ~老人ホーム入居にはいくら必要か?介護費用はどのくらいかかる?~

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親御様やご自身の老後、あるいは介護が必要になったときに、いったいいくらかかるのか?と不安を感じられている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今日は、87歳の私の母の家計簿をご紹介します。母は要介護5で有料老人ホームに入居中。家計簿は私が記録しています。

以下、記事公開時の情報です。

最新の情報は、各会社のホームページなどで、ご確認をお願いいたします。

ご紹介する家計簿は、2021年1月のものです。
入出金の項目も金額も、毎月おおきな変動はありません。

母は遺族厚生年金の収入が多いのですが、同じくらいの年金収入の方でも、年金の種類が異なると記事に出てくるいろいろな上限額などが異なってきます。

ご自身の状況を確認いただきながら、ご参考にしていただければと思います。
ご不明点はお気軽にお問い合わせください。


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収入について

公的年金

公的年金は、父の遺族厚生年金、母自身の老齢厚生年金老齢基礎年金の合計です。
父は収入が多かったので遺族厚生年金部分が多いです。
読者の皆様には、ご自身が受給できる年金額や、その種類を確認されておくことをお勧めします。

年金は偶数月に2ヶ月分支払われますが、上記では1ヶ月分を計算して収入に計上しています。

個人年金保険

民間の個人年金保険に加入しており、終身月額45000円を受け取ることができます。
年に1回、受け取るための(生存確認の)手続きをしています。
ご高齢の親御さんが同じような保険に加入されている方は、手続きを忘れないように注意しましょう!

高額療養費、高額介護サービス費の戻り

所得等により定められた上限額を超えて支払った医療費や介護サービス費用は、所定の手続きにより、戻ってきます。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。


支出について

高齢者の住まいと介護施設について

「老人ホーム」とひとくくりにされることも多いですが、いろいろな種類があります。
母が入居しているのは、下記の表にある「介護付き有料老人ホーム」に該当します。

施設の種類によって、受けることができる介護や医療の内容、介護保険の利用方法、月々に必要な費用も異なるので、入居される場合には慎重に検討される必要があります。

家計簿上では「老人ホーム基本料金」が、現在の施設に入居しているために必要な費用です。
食費なども施設に支払っていますが、これらは他の場所で生活していても必要なので項目を分けています。

あんしん なっとく 高齢者向け住宅の選び方 東京都福祉局 (tokyo.lg.jp)


介護保険サービスの利用者負担額

「介護費用」は、利用した介護保険サービスの利用者負担額です。母は有料老人ホームに入居しているので「特定施設入居者生活介護」という種類の介護サービスを受けています。

母の場合は1割負担ですが、所得によっては2割あるいは3割負担の方もいらっしゃるので、ご注意ください。

特定施設入居者生活介護は、利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、指定を受けた有料老人ホームや軽費老人ホームなどが、食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練などを提供します。

どんなサービスがあるの? – 特定施設入居者生活介護 | 公表されている介護サービスについて | 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」 (mhlw.go.jp)

介護保険で利用できるサービスの種類や上限額は、介護度によって、また、在宅の場合と施設入居の場合、入居している施設の種類によっても異なります。
介護保険を利用できないサービスを利用したときは、全額自己負担となります。

介護保険サービスを利用した場合の利用者負担は、介護サービスにかかった費用の1割(一定以上所得者の場合は2割又は3割)です。

※居宅サービスを利用する場合は、利用できるサービスの量(支給限度額)が要介護度別に定められています。

サービスにかかる利用料 | 介護保険の解説 | 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」 (mhlw.go.jp)


その他介護に必要な費用

介護ベッド・車椅子レンタル

有料老人ホームでは、これらに介護保険が利用できないので、自費でレンタルしています。
有料老人ホームでも、施設によっては施設で購入し、施設の利用料に含めて請求しているところもあると思います。

介護タクシー

病院受診時の往復に利用したものです。内科と歯科は訪問医療が受けられますが、それ以外の科は外来で受診しなくてはならず、病院まで1往復の料金です。普通のタクシーなら往復でも2000円程度の距離です。
母は普通の車の座席に移乗することができないので、外出のときには車椅子のまま乗車できる介護タクシーを利用しています。

オムツ代など

上記の家計簿では「日用品」に含めています。オムツ代など介護に要する日用品は毎月1万円前後かかっています。

その他の費用項目

住居費

留守宅のマンションにかかっている費用です。
毎月の管理費と修繕積立金、光熱費の基本料、火災保険料+固定資産税の月あたりの金額の合計としています。

嗜好品

施設で提供される食事以外に、個人的な希望で間食しているおやつや飲み物代です。
体の状態や、施設の方針によっても、個人的な嗜好品の持ち込みは認められない場合もあると思います。

嗜好品や日用の消耗品などは(オムツなどの介護用品を除き)私が購入して届けています。
家族がいない方など、事情によっては職員の方が買い物をしてくださるように聞いていますが、施設によっては、自分で買い物に行けない場合については自費でヘルパーさんを雇って依頼しなくてはならないケースもあるかと思います。

交際費

冠婚葬祭関連と、1月なので孫へのお年玉も含んでいます。

総括

家計簿にて明らかなように、収入を支出が上回っており、貯金を取り崩しながら生活しています。
幸い、持ち家の留守宅もあり、その活用を視野に入れれば今後かなり長生きしても生活費の目途は立つ見込みです。

以上、介護が必要な高齢者について、金銭面を中心に生活例をご紹介しました。
年金の金額や、介護保険サービスの利用者負担割合、高額療養費や介護サービス費の上限額など、あらかじめご自身の状況を把握されておくことをお勧めいたします。

介護が必要になった場合に、どこで暮らすのか、どのような介護サービスを受けるのか、できればその先のお墓や相続についても、ご夫婦やご家族で話し合う機会をもつことができれば理想だと思います。

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