こんにちは。アラ還Senior主婦$ファイナンシャルプランナーのようこです。
6月12日と19日に、CFP資格審査試験を受験してきました!
CFP®資格は、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界25カ国・地域(2022年3月現在)で導入されている、「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」で、FPの頂点とも言えるものです。原則として一国一組織により資格認定が行われており、日本においては日本FP協会が認定しています。
CFP®資格とは? | 日本FP協会 (jafp.or.jp)
下記の記事もご参考にどうぞご覧ください。
CFP資格審査試験とは
CFP®資格審査試験(CFP®試験)は、Financial Planning Standards Board Ltd.(FPSB)と特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下、協会という)との業務提携契約に基づき、協会が実施するものです。
CFP®資格審査試験 | 日本FP協会 (jafp.or.jp)
CFPになるには、まずCFP資格審査試験を受験する必要があります。CFP資格審査試験には次の6科目があり、すべてに合格しなくてはなりませんが、同時に1科目から6科目まで、順序は自由に受験することができます。
1日目
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング
2日目(1日目の1週間後の日曜日)
- リスクと保険
- タックスプランニング
- 相続・事業承継設計
1科目あたりの試験時間は2時間、科目間の空き時間は1時間です。1日に3科目、2日間かけて6科目の試験が実施されます。
受験体験記
今回、受験した科目
今回、私は次の3科目を受験しました。
- 金融資産運用設計 1日目の9時半~11時半
- タックスプランニング 2日目の12時半~14時半
- 相続・事業承継設計 2日目の15時半~17時半
今回は初めての受験ということもあり、科目選びには少々悩みました。
比較的得意で、かつSNSなどで「いちばん難しい」と目にした『金融資産運用設計』、全科目に関係してくるので最初に受験することをFP協会のガイダンスでも勧められた『タックスプランニング』、さらに最も得意な『相続・事業承継設計』を追加して、3科目を受験してみることにしました。
CFP試験は受験者がそれほど多くないので、全国で16会場しか実施がなく、泊りがけなど遠方から受験される方も多いようです。その場合は、交通費や宿泊費も考慮に入れなくてはならないかと思いますが、ありがたいことに私は自宅から片道1~2時間程度で受験することができそうだったので、2日間に分散して3科目を受験することにしました。
勉強方法
私は独学ですので、教材は、CFPの過去問集集と、FP1級のテキストを使用しました。ただし、FP1級のテキストの内容は、CFP対策には不十分と感じました。過去問題集の解答・解説が丁寧なので、よく読みこみ、理解できないところはインターネットなどで調べたり、FP協会の過去問解説(会員限定)や、Youtubeも利用しました。
勉強は3月頃から、『金融資産運用設計』『タックスプランニング』の2科目を開始しました。2級までとは異なり、ボリュームが多くて、過去問題集を1巡するのに、5月中旬くらいまでかかりました。1巡目では『金融資産運用設計』は正解できる問題はほとんどなく、『タックスプランニング』も正解できたのは3分の1くらいでした。
5月中旬頃から、過去問題集の2巡目に入りましたが、すっかり忘れてしまっていることばかり。それでも、3巡目に入ったころには、だんだん短い時間で解答できたり、正解できる問題も増えていったように思います。
『金融資産運用設計』の試験前1週間は、この科目にしぼって勉強しました。正解できていない問題を中心に、すべて覚えるくらい過去問題集を繰り返しました。いろいろな理論が出てきて、意味を理解するのも計算方法もとても難しく、2日程度でも空けると忘れてしまう。自分の能力的にここまでが限界だと思いました。試験日前々日くらいには、今回この科目が不合格だったら、もうCFP資格はきっぱり諦めよう、他の科目も受けるのは辞めようと思っていました。
試験翌日には模範解答が発表されます。試験中はわからない問題が多くて、泣きそうになっていましたが、自己採点の結果なんとか合格できたかもしれないと思ったので、その日から『タックスプランニング』の勉強を再開しました。
週の後半になってから、ようやく『相続・事業承継設計』の勉強も開始しました。私は過去に税理士試験の『相続税法』を何年間にもわたり受験したことがあり(結局合格できていませんが)、また、実際の相続や贈与の事例も何度も経験しているため、およその知識は定着しており、FP2級までは相続分野はあまり勉強せずに合格してきました。さすがにCFPはある程度勉強しないと合格は無理だろうとは思っていましたが、結局勉強不足のまま当日を迎えることとなってしまいました。
当日のこと
同じような方も多いと思いますが、私は梅雨が苦手です。会場の空調の状況もわからないので、服装にも悩みました。
マスクが不織布指定でしたので、暑さと冷房の両方の対策が必要で、上半身は薄め+カーディガンで対応しました。
また、私は梅雨時はおなかが緩くなります・・・試験には最大の敵(笑)・・・なので下半身は冷えないように厚めにしました。
数日前から飲食物にも気を配り、直前にはCMでもおなじみの下痢止めと、毎年梅雨時に愛用している水分調整の漢方薬の両方を服用して臨みました。おかげさまで試験時間中はおなかは無事でした~💦
自己採点の結果
1科目、50問出題されて、合格ラインは試験回・科目ごとに異なり、合格発表とともに発表されます。
過去の傾向では、科目にもよりますが28問~33問正解くらいが合格ラインとなることが多いようです。35問正解できれば合格と考えて良さそうです。
試験日の翌日に模範解答が発表されます。自己採点の結果は次のとおり。
- 金融資産運用設計 50問中、32問正解
- タックスプランニング 50問中、39問正解
- 相続・事業承継設計 50問中、29問正解
タックスはまず大丈夫でしょう。
過去の合格ラインの傾向から、金融も合格できるのではないかと期待しています。
相続は勉強不足の割には正解できたと思いますが、合格は難しいかと思います。合格発表は来月です。
次回へ向けて
実際に受験してみて、やはり1日目・2日目それぞれ1科目を確実に勉強して、受験する方法が私には向いているように思いました。
次回は、CFP資格試験は11月に実施されます。
『不動産運用設計』をまずは優先的に勉強するつもりです。
『不動産運用設計』は1日目ですので、2日目は『リスクと保険』『相続・事業承継設計』のどちらにしようか・・・または懲りずに両方にするか(笑)
合格発表と合格ラインを確認してから決めたいと思います!