終活の第一歩~エンディングノートを入手してみましょう!~

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「終活」という言葉、よく聞かれるようになりましたね。
残りの人生を悔いなく生きるために・・・という、前向きなイメージで捉える考え方が増えてきつつあるように思います。

親御さまやご自身の終活を始めたいけれど、なにから手を付ければよいかわからない・・・そんな方も少なくないのではないでしょうか。

終活を始める第一歩として、「エンディングノート」を入手してみましょう!
目次を見るだけでも、これから何を始めればいいのかわかります。

今日は、エンディングノートの入手方法、エンディングノートの活用方法について、まとめてみたいと思います。

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エンディングノートとは


エンディングノートとは

エンディングノートとは、自分の人生の終わりに向けて、これまでの人生を振り返り、現在の状況を確認して記入していくノートです。

作業をとおして、残りの人生の日々~終末期をどのように過ごしたいか、家族や親しい友人に何を伝えたいかを考え、整理していくことができます。

他方、家族にとっては、医療面や介護、相続といったいろいろな判断を、本人の意思=エンディングノートに基づき行っていくことができ、大きな助けとなるでしょう。

ご自身に万一のことが起きるまでに、判断力や体力がしっかりしているうちに準備をし、エンディングノートの存在をご家族や親しい方に伝えておくことが望ましいです。

日頃からのコミュニケーションがなによりも大切ですね!


エンディングノートに記入する項目

様々なエンディングノートが出版されています。
ノートにより構成は色々ですが、およそ次のような項目が記入できるようになっています。

  • 本籍などの基本情報、既往症、かかりつけ医の情報
  • 医療(延命治療)や介護に対する希望
  • 葬儀の希望、お墓・家系図・宗教について
  • ペットに関すること
  • 財産(不動産・金融資産・保険など)の状況
  • 遺産相続や形見分けに関する希望
  • デジタル財産(パソコン、ネットバンク、SNS、サブスク・・・)の状況
  • 親しい友人や親戚、お世話になった人の情報
  • 家族や友人へのメッセージ

保険証や診察券、預金通帳、お寺やお墓の書類なども整理して、保管場所をエンディングノートに書いておきましょう。
遺影の候補となるご自身の写真も用意しておくといいですね!


遺言書とエンディングノートとの違い

遺された家族への意向を伝える文書には「遺言書」もあります。

「遺言書」は、法的なきまりにのっとって作成されている場合、法的な強制力が発生します。
遺族は「遺言書」に書かれているとおりに、相続などを行わなければなりません。
良かれと思って書いた遺言書によって、遺族間にわだかまりが起きてしまう可能性もあります。

これに対し、「エンディングノート」には法的強制力はありませんので、「エンディングノート」に書かれているご本人の希望が、必ず実現できるとは限りません。
そのぶん、家族は柔軟に対応を考えることができ、ご本人としても気軽にメッセージを遺すことができるとも言えます。

違いや、長所短所をよく理解して、利用されることをお勧めします。

私の場合、父親が遺言書を書いていました。

おかげで相続はスムーズに進みましたが、遺言書の内容がもとで起きた問題も。

状況が変わった場合でも、最後に書いた遺言書が有効になってしまいます。
長所短所をよく理解して、利用するようにしましょう!


エンディングノートの入手方法

エンディングノートには、いろいろな入手方法があります。

まずは試しに無料のものを入手して、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
作業が進んできたら、いずれご家族が手に取るものであることを意識して、素敵な1冊を入手されるのもいいですね!


無料配布している自治体が増えています

とても全部はご紹介できませんが、一例として、神奈川県横浜市瀬谷区、大阪府枚方市の例をリンクさせていただきます。

瀬谷区版エンディングノート『未来の私へ そして家族へ』 横浜市瀬谷区 (yokohama.lg.jp)

枚方市版「人生会議まるわかりガイド」「エンディングノート」を無料で配布しています! | 枚方市ホームページ (city.hirakata.osaka.jp)

ご自身が居住されている自治体や地域包括センターに、ぜひ問い合わせてみましょう!


無料でダウンロードできるエンディングノートの例

SOMPOケア株式会社 「夢結いのーと」

夢結いのーと_A4_201228 (sompocare.com)

「あなたの夢は何ですか?」。 これからの人生、「もしも」のときのためにまとめておきたい、「夢結いのーと」誕生|SOMPO笑顔倶楽部 (sompo-egaoclub.com)

高齢者施設の運営などをしているSOMPOケア株式会社が提供しているエンディングノートです。
「夢結いのーと」「人生会議なるほどブック」あわせて使用されるのがおすすめです。

書き方のポイントや、項目の解説ありで、記入しやすいと思います。
ダウンロードは下記よりどうぞ!

夢結いのーと_A4_201228 (sompocare.com)

ACP_A4size_kataP (sompocare.com)


「ヤシロ終活サポート」 のエンディングノート

エンディングノートで考える終活 |  ヤシロ終活サポート (syukatu.jp)

霊園に関する事業をされている、株式会社 霊園・墓石のヤシロが提供しているエンディングノートです。

項目ごとに、必要な部分のみダウンロードすることができる点が特徴。
1冊全部を書くのは負担、とりあえず必要な項目から…という方にはオススメです!

エンディングノートで考える終活 |  ヤシロ終活サポート (syukatu.jp)


葬儀社や介護施設で入手できることも

葬儀社のイベント参加や事前相談、介護施設を見学した際にも、エンディングノートをいただける場合があります。


市販のエンディングノート

ご自身が書きやすい、あるいはお気に入りのデザインのノートを選ぶには、やはり市販品が適しています。
さまざまなノートが発売されていて、デザインや機能面もさまざまな特徴があります。
いくつかご紹介させていただきます。


エンディングノートの活用方法

自分の財産を把握できる

不動産や金融資産の情報を整理していくことで、改めて財産の状況を把握できます。
忘れている預金口座はないでしょうか?
就職したときや、引っ越ししたときなど、過去の出来事にさかのぼりながら、思い出してみましょう!

お子様に遺したい財産、相続対策を考えるきっかけにもなるでしょう。
意外とお金に余裕があることがわかり、旅行など実現できるかもしれません!

空き家になっているご実家など、将来お子様に負担をかけそうなものは、元気なうちに頑張って対策を進めましょう。
家族のコミュニケーションや、意外な生きがい、気持ちの張りにもつながるかもしれません!


残りの人生の過ごし方を考える

財産の状況に加えて、ご自身の健康状態の把握、どのような介護を受けたいかを考えることによって、残りの人生の過ごし方を考えることができます。

介護が必要になったとき、施設にはいりたいのか、家族の世話になりたいのか。

ご夫婦で考えが異なる場合もあるでしょう。
悔いが残らないように、しっかり向き合ってみましょう。


家族が延命治療の判断をするときに役立つ

自分自身のことに、自ら判断を下せないような状況が、いつかやってきます。

延命装置などは、一度つけてしまうと外すことが難しくなる場合もあります。
不本意な延命治療を続けざるをえないようなことにならないよう、ご自身の希望をしっかり伝えておくようにしましょう。

夫の父が救急搬送されたとき、私が真っ先に病院に到着し、延命措置をするか否かの判断をせまられて困った経験があります。

緊急時には、誰がそのような状況に立たされるかわかりませんので、家族全員で共有しておけるといいですね。


介護や相続にあたっての準備ができる

介護が必要になってからの生活は、ご家族にも大きく影響を与えます。
施設で介護を受けたい、終末期を施設で過ごしたいといった場合には、資金の準備も必要です。

お子様のご希望(不動産を相続したいのか否か、孫の教育費の援助希望・・・など)も聞きながら、資金繰りや相続対策を、家族で話し合うことができたら理想ですね。

不動産を活用して介護資金に充てたい場合には、所有者が認知症になってしまうと契約が難しくなりますので、そのような場合に備えて、成年後見制度家族信託といった制度を利用することを検討しておくことも必要です。

親御さまが早めに意思表示をすることによって、介護や相続の計画を家族全員で相談しながら進めることが可能になります。

私は、母の生活費として活用する約束で不動産の生前贈与を受け、管理していました!


エンディングノートはアップデートしていきましょう

早めに準備されたエンディングノートは、状況に応じてアップデートしていく必要があります。

お正月やお盆など、ご家族の皆様でチェックできる機会があるといいですね!
遺影の写真も、若すぎると不自然なので、差し替えていきましょう(^^)


親御さまに終活を勧めたい場合


貴方が子供の立場で、親御さまに終活を勧めたい場合、切り出し方が難しいですよね。
怒り出すような人にかぎって、準備ができていないケースも多いものです💦

たとえば貴方にお子様(親御さまから見てお孫さん)がいらっしゃるなら、「自分に万一のことがあったとき、〇〇(貴方のお子様)が困らないように書いてみたよ」などと、ご自身のエンディングノートを親御さまに見せてみるのも、方法かと思います。

あるいは、どなたかお知り合いで、突然のご不幸があった例を話してみるなど。

ご家族全員にとって大切な問題ですから、結果を急がず、日頃からのコミュニケーションを心がけるようにしていきましょう!

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