地域包括支援センターとは~高齢者の総合的な相談窓口です

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高齢になって生活や健康が不安になったとき、あるいは実際にご自身やパートナー、親御さまに介護が必要になった場合、どうすればいいのでしょうか。

突然の急な病気やケガがきっかけで、そのまま要介護状態になってしまう、などということも珍しいことではありません。

今日はそのような場合にサポートしてくれる窓口である「地域包括支援センター」について、まとめてみたいと思います。

私の母が、地域包括支援センターにお世話になっていた頃の記事です↓

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地域包括支援センターとは

★地域包括支援センター(HP掲載案) (mhlw.go.jp)

概要

地域包括センターとは、厚生労働省が推進している「地域包括ケアシステム」に基づいて、市町村が設置している機関です。

厚生労働省においては、2025年(令和7年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。

mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

地域包括支援センターは、地域の高齢者を、介護・医療・保健・福祉など面から支える「総合相談窓口」です。

総合的な相談、権利擁護、地域の支援体制づくり、介護予防などを行い、高齢者の保健医療の向上や福祉の増進を、包括的に支援することを目的としています。

専門知識を持った職員が、高齢者が介護が必要になっても住み慣れた地域で生活できるよう、介護サービス、介護予防サービス、保健福祉サービス、日常生活支援などの相談に応じています。

介護保険の申請窓口も担っています。

地域包括支援センターは地域ごとに設置されています

地域ごとに、地域包括支援センターが設置されており、その地域に居住している高齢者を対象としています。
別居の高齢のご家族にサポートが必要な場合は、ご自身ではなく、サポートを必要とされている方の居住地域の地域包括支援センターに問い合わせるようにしましょう。

厚生労働省のサイト↓から、地域包括支援センターを探すことができます。

mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

地域包括支援センターの利用方法

実際に地域包括支援センターを利用したい場合には、

1,担当の地域包括支援センターを探すmhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

2,担当のセンターへ利用方法を問い合わせる

利用には予約が必要な場合もあるので、前もって電話で問い合わせるようにしましょう。
状況によっては、訪問してもらうことも可能なので、希望を遠慮なく相談してみましょう。

もしもの場合に備えて、親御さんとご自身の担当のセンター、所在地や電話番号を調べておくといいですね!

地域包括支援センターが担っている業務

地域包括支援センターは、地域の高齢者を支えるために、「介護予防ケアマネジメント」「総合相談」「包括的・継続的ケアマネジメント」「権利擁護」の4つの業務を行っています。

★地域包括支援センター(HP掲載案) (mhlw.go.jp)

総合相談

高齢者に関する全般的な相談を受け付けており、解決のための適切な窓口の紹介も行ってくれます。
たとえば、一人暮らしの不安、近くに家族がいない、体力の低下でサポートが必要、など。
悩むことや心配なことがあれば、相談してみましょう。

本人、家族、それ以外の人でも、また介護認定の有無にかかわらず、相談は可能です。
介護保険の申請窓口も担っており、介護保険を利用したサービスの紹介も受けることができます。

包括的・継続的ケアマネジメント

高齢者が地域で適切なケアを受けられるよう、医療・介護・福祉など関連機関の連携を図る業務、
地域ケア会議の開催、支援困難な事例への指導や助言、ケアマネジャーへの個別指導や相談への助言などを行っています。

地域ケア会議は、高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基
盤の整備とを同時に進めていく、地域包括ケアシステムの実現に向けた手法。

(リンク3-1)地域ケア会議の概要 (mhlw.go.jp)

権利擁護

高齢者が受けた悪質な被害や、虐待に関する相談を受け付けています。

高齢者の権利を守るため、高齢者を狙った詐欺や悪徳商法の被害、虐待といった事項に関する相談や防止などに対応しています。

また、認知症を発症した場合など、成年後見制度のサポートも行っています。
成年後見制度について詳細は、下記をご参照ください。

ご本人・家族・地域のみなさまへ(成年後見制度とは) | 成年後見はやわかり (mhlw.go.jp)

介護予防ケアマネジメント

介護保険では、介護の度合いとして、自立、要支援1~2、要介護1~5の段階が定められています。

地域包括センターでは、要支援1~2を受けた人の生活支援や「介護予防ケアプラン」の作成、介護認定の申請、介護保険の手続きを行っています。

また、自立・要支援1~2の介護予防に関するサービスの紹介業務を行っています。
たとえば、地域包括支援センターが「介護予防教室」や「健康づくり教室」といった教室を主宰している場合はそこに参加できたり、老人会、サークル、ボランティア団体を紹介してもらうことなどが考えられます。

介護度については、下記の表を参考にされてください。
介護サービスの利用は、介護認定を受けてからの利用となります。

【要介護認定区分早わかり表付き!】理解できてる?要支援と要介護の違いの基準とは?|ベネッセスタイルケア (benesse-style-care.co.jp)

介護認定の段階や、ご自身の状況などによって、受けることができるサービスの内容は異なります。

地域包括支援センターの利用体験談

かつて、私の母も「地域包括支援センター」にずいぶんお世話になりました。
遠方から移り住んできた母には、近所に友達もいなかったため、自立のときから「地域包括支援センター」で行われていたデイサービスや、老人会に参加させてもらっていました。

要支援1~2のときには、介護予防の通所リハビリテーション、家事支援、私が家を空けるときなどはショートステイも利用しましたし、ケアハウスに居住していたこともあります。

通所のデイサービスやリハビリテーション、ケアハウスは、何ヶ所も見学させていただきました。
母はイケメンの職員さんがいらっしゃると、喜んで通っていましたので、意外と?そういう点もだいじかもしれません(笑)

「高齢者送迎中」と書かれた車を見かけたことがある方も少なくないことと思いますが、送迎してくださるデイサービスやリハビリテーションの事業所がほとんどで、助かりました。

このようなサービスを利用するには、前もって各サービスの見学や、各事業者との打ち合わせや契約などの手続きが必要です。
ショートステイの際には、事前にかなり細かく打ち合わせがありました。
また、定められた期間ごとに介護認定を受けることも必要です。

正直、面倒に感じることもありましたが、丁寧に打ち合わせをしていただくことによって、安心して利用することができます。

はじめての介護をされる方は、この程度のことで相談していいのだろうか?と思われることもあるかもしれませんが、長く続くかもしれない介護の毎日を、お互いの人生を尊重しながら続けていくためにも、悩みすぎる前に、公的機関や制度を上手に利用していきましょう。

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