親の終活・完結編 ~Part6・葬儀の参列者への連絡は?家族葬を行うために必要な準備は?~

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この週末、母の納骨をおこないます。
前回の記事にも書きましたが、私の住まいからは遠方のお寺への永代供養になります。

私の実家のほうのお墓は、もうすべて墓じまいを済ませています。
夫のほうは、父方と母方、ふたつのお墓があります。どちらもまだこれから入る予定の人がいるので、当分は残していく予定です。
私たちは、そのどちらにも入る予定はなく、といって新たなお墓を購入してもいませんが、もしいま死んだらどうしてほしいかは、家族にお願いしてあります。
自分たちの終活ももう始まっています。詳しくは、またおいおい記事に書かせていただきます。

さて、今回は、葬儀の参列者と、家族葬について書かせていただきたいと思います。
前回までの記事もどうぞご参考にご覧ください。

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葬儀の規模を検討する ~事前に家族で相談しておくのが理想

葬儀に参列する人の数

前回の記事にも書きましたが、亡くなった翌日から葬儀社との葬儀の打ち合わせが始まりました。
打ち合わせ前に検討しておく事項として「葬儀に参列するおよその人数」と挙げられていました。

参列者の数によって、式場の広さや祭壇の大きさが決まってきますので、これが葬儀に関するいろいろなことを決めていく前提にもなります。

参列者の数は、故人の交友関係、社会的地位や年齢によっても変わってきますが、故人があらかじめ、自分の葬儀に参列してほしい人の連絡先をまとめていれば、遺族はたいへん助かります。
これも、前回の記事↓でもご紹介した「エンディングノート」に、記入しておくことができます。

ただ、そうであっても、当初想定したとおりに、参列者の方が来ていただけるとは限りません。
思いのほか多くなってしまったり、また高齢の方など参列したくても難しい方もいらっしゃるでしょう。

葬儀の準備にあたっては、参列者の数に幅をもたせて考えておくことと、参列をお願いする方にできるだけ早く連絡をとることが必要となります。

過去の葬儀で経験した失敗例

・故人の交友関係が不明。メールなどの連絡手段が中心となってきて、今後この傾向がふえていくのではないかと思いました。

・年賀状を見つけることができたが、電話番号がわからないなど、連絡が取れない。どういった関係者なのかがわからない。

・Aさんだけに連絡したつもりが、AさんからBさん、Cさんという具合に広がってしまい、想定外の多くの人が来てしまった。

・想定外の参列者のなかに、故人(または遺族)が来てほしくないと思っていた人がいた。

・参列者の数が想定外で、料理が足りなくなってしまった。逆に注文しすぎてしまった。

葬儀に対する考え方は人それぞれ

私が過去に経験したとあるお通夜で、特定の遺族(以下Aさんとします)の関係者が大勢参列されていたことがありました。

そのなかには、故人に会ったことも話したこともない人も何人も含まれていて、食事の席などでも、Aさんを含めその方々は故人に関係ない話で盛り上がっていました。

私はその席で、大勢でにぎやかに故人を送ることが慣例の集団もあるということ、葬儀に対する考え方は人それぞれで、正解はないのだということを学びました。

故人本人がどのような葬儀にしてほしいか、家族がどのような葬儀をしたいか、日ごろから家族で話し合えるような関係であれば、また改めて葬儀の件として話さなくても理解しあえているような関係であれば理想ですね。

いろいろな葬儀に参列した経験も通して、改めて、私は母の葬儀に関しては、静かに故人を偲びながら時間を過ごしたい、親族やお世話になった方中心に少人数で行いたいと思っていました。

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家族葬を行う場合の注意点

葬儀社の事前相談で、家族葬について相談

上記のとおり、ばくぜんと少人数で葬儀を行いたいとは思っていましたが、では、具体的に誰に参列をお願いすべきか、参列を辞退してほしい方にどのように伝えるべきかを悩んでいました。

母が亡くなる1ヶ月ほど前に、互助会に入っていた葬儀社で事前相談をしていただいたのですが、そのときにこの点を相談しました。

葬儀社、互助会、事前相談については、こちら↓の記事もご参考にされてください。

家族葬とは・・・厳密な定義があるわけではありません

もちろん、本当に家族のみで葬儀を執り行う場合もあると思いますが、いわゆる「家族葬」に家族以外の方が全く参列しないという決まりがあるわけではありません。

たとえば、家族ぐるみでお付き合いしているような親しい方、お世話になった方、親友の方など、限定して、参列をお願いするというような場合もあると思います。

「家族葬」とは、要するに、参列してほしくない方に「家族葬で行うので参列は遠慮してほしい」と、角を立てずに参列をお断わりするためのために使う言葉であると、私は理解しました。

参列をお願いする方をはっきり決める

家族葬を予定されている方には、事前に参列をお願いする方をはっきり決めておくことが理想であると思います。
そしてそれ以外の方には、故人が亡くなったことをお知らせしない、葬儀のご案内をしない、という方針で進めると、都度迷うこともなくなります。

亡くなってからでは慌ただしいですし、ついうっかりお知らせしてしまった方に、あとからお断りしなくてはならないといった状況も発生してしまいます。
葬儀社で事前相談をすることは、具体的に考え始めるよいきっかけになります。

また、同じ集団に属する方は、ワンセットで考えておくのが無難です。
ご友人グループ、同窓会、同じ会社、ご家族、などです。

特に注意が必要と葬儀社の方からアドバイスされたのは、ご家族のなかで特定の方のみ参列してほしいケース。
たとえば、お子さんは遠慮してほしい、お嫁さんは遠慮してほしいなどと伝えることは、失礼にあたります。
先方で状況を察して、適切な判断をしてくださることを期待して、制限をつけずに参列をお願いする。または全員お断りする方向で考える。そのどちらかが望ましいです。

参列してもらいたい方への連絡

是が非でも参列してほしい方には、事前にそれとなく打診しておくとスムーズです。
少人数を想定していて、そのなかで出席できない方が多くなってしまうと、寂しすぎる葬儀になってしまう可能性もあります。

少人数の葬儀に参列をお願いするような方なのですから、存命中にお見舞いのお願いかたがた、葬儀の件もお話しされておけば不自然ではないでしょう。

その場合には、少人数で行う予定であること、ほかの参列予定者も、できれば伝えておきましょう。
そうすることで、話が広がるのを防止することもできます。

お体の不自由な方、遠方からの参列者などへの対応

参列をお願いしたい方に、たとえばお体が不自由な方や、遠方の方がいらっしゃるケースもあると思います。

お体が不自由な場合は、付き添いの方の同伴が必要であったり、主催者側で配慮が必要な場合もあるかもしれません。どのような準備やサポートが必要か、事前に先方にご相談されておくと、安心して参列していただけるでしょう。

遠方から参列していただく場合には、宿泊の手配、交通費をどうするかなど考えておきましょう。
候補のホテルなどピックアップしておくと、よりスムーズです。

これらの方に対しては、遺族のほうで窓口となる方を決めておくのもいいと思います。
そして、いざというときには、すぐに連絡できるようにしておきましょう。
これらの方々のご都合も伺いながら、葬儀の日時を決定できると理想だと思います。

家族葬に参列してもらわない方への連絡

可能であれば、葬儀までは連絡しない

参列を遠慮してほしい方には、故人が亡くなったことの連絡は、葬儀が終わってからにするのがいいです。

たとえ「家族葬で行う」旨をお伝えしても、これから葬儀があるという連絡を受けた方は、本当に参列しなくていいのか?供花やお香典を送るべきなのではないか?と悩んでしまいます。

連絡は、葬儀が終わってから、四十九日が終わってから、あるいは喪中はがきを出すタイミングなど、お付き合いの状況で考えればいいでしょう。
「故人の遺志で家族葬で済ませた」旨と、事後報告となったことのお詫びを、お伝えするようにします。

葬儀までに連絡せざるをえない場合

ふだん接する機会のある人、たとえば遺族の仕事関係の方など、葬儀前に亡くなったことを伝えざるを得ない場合もありますね。

そのような場合に備えて、私はあらかじめ文面を準備しておきました。
それをpdfか画像に変換すれば、Lineやメールにも添付できますし、印刷してお渡しすることもできます。皆さんにこのようにお願いしていますので・・・という雰囲気を出すこともできます。

(↑pdfとは?できないよ~という方は当方でサポート可能ですので、お気軽にご連絡ください!)

ポイントは、家族葬で行う旨のみを記載し、葬儀を行う日時と場所を書かないことです。
ご参考までに、文例を掲載しますので、どうぞご自由にご利用ください。


葬儀を行う場所を知らせないことは、葬儀社の方にも釘をさされました。
場所を知らせると、問い合わせや、お香典や供花が送られてくるケースがあるためで、葬儀社としては対応に困るからです。

もしも、参列予定の方以外からの問い合わせなどがあった場合、どのように対応するかの方針も求められ、葬儀当日まで何回か確認されました。
葬儀社としては、万一対応を誤ってしまうと、トラブルにつながりかねないため、慎重を期しているのでしょう。

家族葬のデメリット

家族葬のデメリットとして、葬儀に参列しなかった方が、自宅にお線香をあげたいと訪問される可能性が考えられます。
葬儀に参列できなかった方の気持ちとしては、当然のことでしょう。

故人の交友関係が多く、多くの方が来訪されそう、対応が大変そうだなと感じられる場合は、葬儀で済ませていただく方が好都合かもしれません。

また、たとえば芸能人の方など、葬儀は家族葬として、後日、お別れ会を開催されるケースもありますね。

故人、お世話になった方々、遺族のみなさまが納得できる葬儀の形を実現できるよう、日頃からコミュニケーションを心がけていきましょう!

例は少ないと思いますが、生前葬を開催される方もいらっしゃいますね。

形式にとらわれず、それぞれの方にあったお別れの形を考える、これも終活のひとつですね!

次回予告

次回は、葬儀社との打ち合わせ以降、葬儀が終わるまでのことを書かせていただき、このシリーズ~親の終活・完結編~の最終回とさせていただく予定です。

葬儀以後の手続きなどについては、シリーズを改めて、また順次掲載させていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

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