こんにちは。アラ還Senior主婦のようこです。 先日書いたこちらの記事↓に関連して、車の任意保険の手続きをしました。
我が家では車を2台所有していたところ、このたび1台を売却しました。
売却した車の任意保険を解約する手続きをするつもりで保険会社に電話したところ、売却した車の保険のほうへ「車両入替」という手続きをする方が、おトクであることがわかりました!
今回は、この点を含め、自動車の任意保険について、書かせていただきます。下記の記事もどうぞご参考にご覧ください。
自動車保険には「自賠責保険」と「任意保険」があります
自賠責保険とは
自賠責保険とは、自動車損害賠償保障法により、原則としてすべての自動車、原付が加入しなければならない保険で、被害者1名ごとに、傷害120万円、後遺障害4000万円、死亡3000万円という支払限度額が定められています。
自賠責に加入せずに運転した場合、罰則があります。通常、車を購入するときと車検時に、保険料の支払いをします。
任意保険とは
自賠責保険は最低限の保障しかついておらず、実際に事故を起こしてしまって他人を死傷させたり、他人の財産に損害を与えてしまった場合に、じゅうぶんでない可能性があります。また加害者側になってしまった場合の、自分自身の車や搭乗者への補償もありません。
それで、車を所有する場合には、任意の自動車保険にも加入することが一般的です。任意保険では、自由に保険金額を設定できますが、事故を起こして他人を死傷させたり、他人の財産に損害を与えてしまった場合の補償を、無制限としておけば安心だと思います。
また、自動車の任意保険には、個人賠償特約を付加することもできます。 個人賠償は日常生活において、損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われるものです。火災保険または、自動車の任意保険に付加できますので、どちらかで加入しておかれることをお勧めします。
任意保険の等級について
等級とは
契約者が所有、使用する自動車の任意保険の契約台数(複数の保険会社を含む)が9台以下の場合を、「ノンフリート契約」といいます。この 「ノンフリート契約」 においては、事故の有無、回数により、保険料の割引や割増が適用されます。これを「ノンフリート等級」(以下「等級」)といいます。
等級は、1等級から20等級の20段階で、数字が大きいほど割引率が高くなります。初めて自動車保険を契約するときは、6等級から開始となります。自動車保険の利用状況により、翌年から保険更新時に、等級が変わっていきます。
我が家ではこれまで2台の車を所有していましたが、現在の任意保険の等級は、売却した方の車の保険は20等級、もう1台の方の保険は8等級でした。
自動車保険を利用した場合
- 対人・対物事故により保険を利用した場合、3等級ダウンとなります。
- 台風・洪水・盗難などにより、車両保険のみを利用した場合は、1等級ダウンとなります。
- 人身傷害、搭乗者傷害、個人賠償特約の保険金のみが支払われた場合は、ノーカウントとなります。
以上は、更新時に次の契約の等級に反映されます。ノーカウントおよび保険を使わなかった場合は、更新後の等級は1等級上がります。
車両入替
車を買い替えた場合などに、旧車両の任意保険に新車両を入れ替えるという手続きをすることができます。そうすれば、旧車両の契約における等級をそのまま、新車両の保険に適用することができます。
自動車保険の車両入替とは、すでに自動車保険の契約をしている人が、新たに自動車を取得した際に、保険の対象となる車両を新たに取得した車両に変更する手続きをいいます。
自動車保険の車両入替とは?手順やポイントを紹介!|教えて!おとなの自動車保険 (ins-saison.co.jp)
今回の我が家の場合は、2台所有している車それぞれ任意保険に加入していましたが、 売却した方の車の保険は20等級、 所有を継続する車の保険は8等級でした。それで、所有を継続する車の8等級の保険を解約し、売却車両の20等級の保険契約を残して車両入替の手続きをすることを、保険会社の担当の方が勧めてくれました。
解約した保険の残期間分の保険料は返還となりました。車両入替をした保険については、少し保険料が追加になりました。たとえば、売却した車は古い車だったので車両補償をつけていませんでしたが、残った車はまだ新しいので車両補償もつけています。また、これまでどちらかの保険にのみ付けていればよかった補償・・・個人賠償や自転車傷害などを、残った保険にまとめました。
それでも等級が8等級から20等級へあがったため、解約した保険より、継続する保険の保険料の方が、だいぶ安くなっています。
中断制度
車を所有しなくなった場合に、任意保険契約の「中断制度」というものがあります。保険会社に依頼し「中断証明書」を発行しておけば、10年以内にまた車を所有することになった場合、中断した保険の等級を次の契約に引き継ぐことができます。
「中断証明書」を発行している場合は、解約時点での等級を中断日の翌日から10年以内であれば再度契約する際に引き継ぐことができます。
中断証明書の発行|おとなの自動車保険 (ins-saison.co.jp)
10年以内に追加で車を購入する可能性はそれほど高くないとは思いましたが、今回、解約した方の保険は、中断証明書の発行を依頼しました。解約した保険の等級は8等級でしたので、これが引き継がれることになります。