親の終活・完結編 ~Part1・プロローグ~

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実母が他界しました。現在、いろいろな手続きの真っ最中です。
夫の両親、私の父もすでに他界していますので、私にとっての親の終活の締めくくりがいよいよ終わりに近づいています。
これからしばらくの間、皆様の参考になりそうな内容を、少しずつ記事にしていきたいと思います。

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今回はプロローグ

遠距離介護か 近くに呼び寄せるか

いまから約16年前、ひとり暮らしの母を、私は自分の住まいの近くに呼び寄せることにしました。
自分の家庭と、いずれ来るであろう母の介護を両立させるにあたって、私には遠距離介護ということは考えられませんでした。
夫の仕事は忙しく、息子もまだ小学生でした。

母と相談を重ねたことはもちろんのこと、夫や、夫の両親(当時私たちは夫の実家近くに自宅を購入しようとしていました)にも了解を得ました。

当時、母は70代前半で、体はまだ元気でしたが、一人暮らしには不安を感じていました。
地元を離れたくないという気持ちとの葛藤のなか、私の近くで生活する決心をしてくれましたが、こちらに来てからは新しい環境に慣れないことも多く、精神的にもかなり不安定になりました。

あちこちの住まいを転々とする

母は精神的に落ち着かない日々が続き、やはり前に住んでいた地元に戻りたいと言い出すこともしょっちゅうでした。
前に住んでいた地元の老人ホームをいっしょに見学に行ったりもしました。

私の住まいの近くでも、少しでも安心して暮らせるよう、普通の部屋も、高齢者のための住居も、いくつも見学しました。
軽く20カ所くらいは見に行ったのではないでしょうか。

結局は、地元に戻ることはなく、私の住まいの近くで16年間生活しました。
その間、賃貸の部屋3カ所、分譲マンション一室も購入、高齢者ケアハウス、老人ホーム2カ所、最期の介護医療院も含めると、合計で8つの住まい・施設に居住しました。
1カ所めの老人ホームが最短で、たった2週間で退去しました。

健康状態の衰えがあったこともあり、2カ所めの老人ホームでようやく落ち着くことができ、そこで8年間を過ごしました(またいつ動きたいと言い出すかもしれず、私のほうは、他の老人ホームの資料を取り寄せたりもしていました)。
この老人ホームでは本当によくしていただき、感謝しかありません。

老人ホーム入居中の費用面や、高齢者施設の種類などについては、次の記事もどうぞ参考にご覧ください↓

母に対して

私としては、私の家族の生活、夫の両親の近くに住むことを優先するために、母を近くに呼び寄せることになったので、常に母に対しては申し訳ない気持ちがありました。
ですので、母の希望には、できる限り応えたいと思い、最優先してきたつもりです。
ここ3年近くはコロナの影響もあり自由には会えませんでしたが、会いに行けない理由を母は理解できていなかったと思うので、それが辛く心残りです。

私の尽力を母も感謝してくれていると思っていたのですが、いま遺品の整理をしていて、母の日記が残っており、私の悪口を書いたものがたくさん見つかっています(笑)

親子が近くにいたら、お互い不満を持つのは当然と思うので、私はあまり気にしていませんが、こういうものを見て、いい気持ちがしない人もいると思うので、皆様ご自身におかれては、このような類のものは元気なうちに、早めに処分しておくことをお勧めします。
負の感情を吐き出したものは、1週間したらシュレッダーにかける、とか決めておくといいかもしれませんね。

夫と、夫の家族に対して

感謝の気持ちももちろんありますが、夫に対しては不満を感じることもありましたし、夫の両親やきょうだいに対して複雑な感情を抱くことも、少なくありませんでした。
正直いまでもふっきれていない部分もあります。

親の問題に限らず、人生におけるいろいろな局面で、どのような選択をしてもお互いに生じる感情だと思うので、仕方ないですね。

また最近は奥様のご実家の近くに住む人も多いので、そのような方を羨ましく思う気持ちもありました。
もし逆の立場でこれを読んでくださっている方がいらっしゃったら、お相手に対する配慮や感謝など、ぜひ気づいてあげていただきたいと思います。

これまでを振り返って

自分の家庭、夫の両親やきょうだいとの付き合い、自分の母のサポート、の折り合いをつけながらの生活は、ざっくり言って、私にとってはかなりたいへんでした。

夫と自分の両親、4人を全員見送った今は、
やりきった! 肩の荷がおりた! これからは自分自身の人生を最優先したい!
というのが、正直な気持ちです。

次回予告

次回は、母が老人ホームにいたときの生活について、書かせていただきたいと思っております。
老人ホーム入居がゴール、と思っている方はいらっしゃいませんか!?
私もそうでしたし、母自身もそうでした。しかしそれは大きな間違いです。

また、高齢者施設には老人ホーム以外にも色々な種類がありますし、同じ種類の施設にあっても内容は様々です。
入居にあたっては、ご本人の体調や性格、ご家族の状況にも合った施設を探さないと、こんなはずでは・・・ということになりかねません。

ゆっくりの更新になってしまうと思いますが、またぜひご覧いただければと思います。

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