親の終活・完結編 ~Part7・エピローグ(最終回)葬儀終了まであれこれ~

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前回は、葬儀の参列者や、家族葬について書かせていただきました。
今回は、葬儀が終わるまでのエピソードあれこれ、このシリーズ『親の終活・完結編』の最終回とさせていただきたいと思います。
前回までの記事もどうぞご参考にご覧ください。

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お通夜と葬儀の日時が決まるまで

参列者への第一報

葬儀は家族葬で小規模に実施することと決めていました。
母が亡くなったのは、夜の21時半ごろ、諸々の事項を済ませて帰宅したのは24時近く。
ここまでの詳細は前回までの記事をご覧ください。

家族以外の参列予定の方には、翌日の朝7時に、メールやLineで第一報を入れました。
その際に、10時から葬儀社と打ち合わせをするので、電話をするかもしれないということも伝えておきました。

火葬場の空きを探す

葬儀の日時決定のために、まず火葬場をおさえなければなりません。
前回の記事にも書きましたとおり、死亡届提出の際にも、火葬場が決まっていることが必要です。

そのため、打ち合わせは、火葬場の空き状況の確認から、始まりました。

最寄りの火葬場は、1週間後くらいまでいっぱい。
近隣の市町村の火葬場に数日後の空きがありました。

居住者以外は数万円が必要でしたが、市内の火葬場の空き待ちの間のドライアイスや安置費用は、それを上回るとのこと。
近隣の市町村の火葬場と、市内の火葬場の両にらみで進めることになりました。

菩提寺の都合をうかがう

次に必要となるのが、お寺さまの情報です。
お付き合いのあるお寺(以下菩提寺と書きます)がある場合は、菩提寺のご予定をうかがうことになります。

今回の場合は、菩提寺が遠方でした。
葬儀社の事前相談の際にその旨を相談し、菩提寺には母が亡くなるまでに連絡を取り、お通夜と葬儀に関しては、近くのお寺に依頼する旨の了解を得ていました。

お寺への連絡に関しても、葬儀社にお任せすることになりました。

事前相談につきましては、前々回の記事に詳細を書きましたので、どうぞご参考にご覧ください。

参列者の都合も考慮しながら、通夜と葬儀の日時を決定

火葬場の空き状況、お寺の都合、適切な広さの式場の空き、そして家族その他の参列者の予定をすり合わせながら、通夜と葬儀の日時を決定していきます。

打ち合わせに同席していない家族、参列予定の方には、手分けをして電話しました。
朝の連絡が功を奏し、幸い、すべての方にすぐに連絡が取れました。

参列予定の方のなかに、遠方でかつ体が少々不自由な方がいましたので、その方については、前後のスケジュールも伺いながら、移動などに無理がないように相談しました。

その方には、亡くなる数週間前にお見舞いに来ていただき、葬儀にも参列をお願いできるか打診してありました。
葬儀の際も、同じ交通手段、待ち合わせ場所、宿泊場所を使うよう手配し、お互い安心して臨むことができました。

家族葬という形をとって、参列者を少人数に絞ることで、このようにきめ細やかな対応をすることも可能になります。

家族葬に関しては、前回の記事をご参考にどうぞご覧ください。

お通夜と葬儀の打ち合わせ ~打ち合わせは3時間超に及びました~

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おもな打ち合わせ項目

  • 使用する会場・・・斎場を複数もっている葬儀社や、外部の式場を借りる場合は、参列者の数により、使用する会場の広さとお値段も変わってきます。
  • 祭壇の種類、供花・・・斎場の広さによって、祭壇の大きさや、お花の数も変わってきます。
  • 収骨の容器・・・前々回の記事にも書きましたとおり、お墓によって収納できる骨壺のサイズが異なりますので、注意が必要です。

骨壺については、↓こちらの記事もどうぞご参考にご覧ください。

  • 湯灌と納棺 ・・・映画『おくりびと』で、一般的にも知られる儀式となりましたね。
    『納棺夫日記』はこの映画の元となった作品です。私も現在読んでいるところです。

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  • 霊柩車の種類・・・喪主は助手席に同乗することが通常かと思います。喪主以外も同乗できる車種と、そうでない車種がありましたが、後述する同乗の場合のエピソードもご参考にされてください。
  • 当日渡す返礼品・・・最近では当日に返礼品をお渡しすることも増えているようです。
    一律の金額で準備をしますので、高額のお香典をいただいた方には、後日改めて香典返しをお送りします。

ほかにも細かい事項、さまざま、ありました。
打ち合わせは3時間超に及び、10時から始まって、解放されたのは13時半近く。
おなかも空くし、持ち帰り事項もあり、帰宅してからもやらなければならないこと山積でした。

料理の内容と数量 ~持ち帰りできるお弁当もお勧めです~

参列者の数が定まっていない場合には、非常に悩ましいのがこれです。
今回は家族葬ということで参列者の数が確定していましたが、過去には料理が余った、足りない、などの失敗も経験しました。

葬儀場や火葬場では、当日は食事の追加はできないのが一般的かと思います。
その点も確認しておかれるとよいでしょう。

遠方からの参列の方には、葬儀当日の夜もホテルに宿泊していただく予定でしたので、葬儀当日の夕食用に、お弁当の手配もしておきました。
疲れていますので、ホテルの部屋で食べることができたことで、たいへん喜んでいただけました。

なお、私は火葬場での食事をいただけなかった経験が、過去に2回あります。
想定外の方が火葬場に同行し、数が足りなくなってしまったためです。
状況をみて自ら遠慮したものの、食べものの恨みは忘れません(笑)

足りなくなるよりは、やはり少し余分に注文しておかれるほうがいいでしょう。
持ち帰り可能なお弁当が選択肢にあるなら、予備として注文しておくと、無駄にもならないし後もラクで、お勧めです!

戒名、お布施、お車代

戒名については、宗派により事情が異なるかと思いますが、ランクがあり料金も変わってきます。
戒名は、位牌やお墓に記載されるので、ご先祖様に倣うのがいいでしょう。
菩提寺に依頼される方はスムーズかと思いますが、そうでない場合は、位牌などを確認しておくようにしましょう。

お寺さまにお支払いするお布施とお車代については、相場があるかと思いますので、葬儀社に相談するか、お寺の方に確認しても問題ないと思います。

その他、事前に準備しておく事項

  • 出棺時、精進落とし、献杯のあいさつ
    今回は家族葬でしたので、挨拶や弔辞は割愛しましたが、夫が喪主をした葬儀では、挨拶はすべて原稿を作って、練習もしていました。
    葬儀社から例文もいただけるかと思います。
  • 参列者への弔辞の依頼
  • 供物
    葬儀社で注文することもできましたが、私は故人の好物を用意しました。
  • 棺桶に入れるもの
    故人が気に入っていた洋服や帽子、写真を用意しました。生存者の写真はタブーとのことでした。
    材質により禁止のものもあります。
  • 故人を偲ぶもの
    必須ではありませんが、写真やカセットテープなど、食事の席や待ち時間に、故人を偲ぶ話題にできるものを準備しました。

お通夜・葬儀の当日

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遠方からの参列者への対応

遠方からの参列者は、お通夜の数時間前に、地元のターミナル駅に到着、駅まで、夫に車で迎えに行ってもらい、いったんホテルへお送りしました。
あらかじめ、宿泊日数分の軽食と飲み物を準備しておき、お渡ししました。

15時のところが多いと思いますが、ホテルのチェックイン時刻も、事前に要チェックです。
慌ただしくならないよう、お通夜はちょっと遅めの18時スタートにしました。

翌日も火葬の終了が遅めだったため、葬儀の日の夜もホテルに宿泊していただきました。
前述のとおり、注文していたお弁当を、夕食にホテルで召し上がっていただきました。

葬儀の翌日、ホテルからターミナル駅まで、車でお送りしました。

火葬場への移動について

葬儀場から火葬場へは、霊柩車と自家用車に分乗して移動しました。
霊柩車には、喪主以外も同乗できる車種と、そうではない車種があり、同乗できる車種を依頼していました。

喪主は、霊柩車の助手席に、白木位牌をもって乗車するのが慣例かと思います。
遺影の写真を持つ人も必要です。
帰りはこれらに遺骨も加わります。

上記の3人は、ほかの荷物を持つことは難しくなります。
また、運転手とこれらの役割は兼ねることができません。

自家用車の運転手がいない、自家用車に荷物を積みきれないなどの可能性もありますので、誰がどの役割をするのか、交通手段をどうするのか、前もってよく考えておくようにしましょう。

今回、喪主以外にもうひとり、霊柩車の後部座席に同乗することができるとのことだったので、その予定をしていました。
後部座席は、縦に半分を寝棺が占めています。
同乗者は、寝棺の隣に座ることになり、寝棺がちょうど顔くらいの高さにあり、少々微妙・・・💦
スペース的に窮屈でもあったと思います。

タクシー代をけちって、失敗でした。
霊柩車への喪主以外の同乗は、可能であれば避ける方が無難かもしれません。

支払いについて ~葬儀社以外への当日支払いに注意~

葬儀社への支払い

葬儀社への支払いは、事前に内金を支払い、残金の支払いは葬儀後1週間ごろ銀行から振り込みました。

ご参考までに、かかった葬儀費用は、下記のとおりです。
・内金10万
・互助会で支払い済30万
・葬儀後に振り込み約50万
合計約90万円でした。

なお、同じ葬儀社で行った別の葬儀で、合計約200万円かかったこともありました。
参列者の数など、いろいろな要因で大きく変わってきます。

葬儀社には特にお願いしなくても、領収書をいただくことができると思います。
葬儀費用は、相続税の申告の際に、相続財産から控除することができます。
相続税の申告が必要でなくても、遺産分割の際に葬儀費用の負担も反映させるようにしましょう。

お布施とお車代

お布施とお車代は、お通夜の際に、お寺さまに直接お支払いをしました。

ご参考までに、戒名・お通夜・葬儀合計で、お布施30万円、お車代2万円でした。

なお、相続税の申告が必要な方、そうでない方も領収証を貰っておくと、遺産分割の際に安心です。
葬儀社に相談したところ、直接お寺に依頼するように言われましたので、お寺に電話をして事務の方に依頼をしました。
後日、郵送されてきました。

火葬場での飲み物代

地域や葬儀社によっても事情は異なるのかもしれませんが、火葬場での飲み物代は、当日に火葬場で現金で支払いました。
領収書も、当日その場でいただくことができました。

葬儀が終われば、ひとまず一段落。少しゆっくり休みたいですね。
しかし、次は四十九日、あっという間です。
その間、いろいろな手続きも💦
私は四十九日の準備で、あやうく失敗しそうになった事項がありました。
また記事に書かせていただきますね!

おわりに

今回で、このシリーズ『親の終活・完結編』の最終回とさせていただきたいと思います。

事後の手続きなど、みなさまのご参考になりそうなことはまた記事にしていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ご質問やご感想は、『お問い合わせ』より、どうぞお気軽にお寄せください。

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